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一条工務店の免震は実際のところどうだったのか?(東日本大震災) [6. 入居後]

長らく放置していた家ブログですが、入居後のことを思い出して書くシリーズの第一弾は免震についてです。

大昔にこのブログで免震について書いた記事は以下になります(2009年8月1日)。

一条のウリ:免震住宅

もう7年にもなるんですね…我が家に採用された免震と、今現在一条が売っている免震が同じものなのかどうなのかよくわかりませんので、そのあたりは最初に断っておきます。まぁ、一条工務店のwebサイトを見る限り、説明の内容は以前と全く変わっていませんが…

で、免震の効果ですが、結論から言うとバッチリ作動して地震による被害は0でした。我が家の地域は震度6弱ということになっていますが、物が倒れたりガラスが割れたりということも含めて一切の被害はありませんでした。

ご近所さんは新しい家が多いのでさすがに倒壊した家はありませんでしたが、家の中がぐちゃぐちゃになって結構大変だったようです。冷蔵庫や食器戸棚の中身が全部出てきたとか…我が家の被害が無さすぎてさすがにあの当時は細かいこと聞ける雰囲気ではありませんでしたが、だいたいそんな感じでした。

東日本大震災が発生したのは2011年3月11日。たしか金曜日でしたよね。そのとき私の家族は1階の和室にいました。翌日から旅行に行く計画だったので、小さい子ども二人の面倒を見ながら荷物をかばんに詰めている最中でした。今まで聞いたこともない地響きがして激しく揺れたそうです。とっさに子どもたちを守ろうとそちらに意識が向いていたので、障子を開けて外の様子を伺う余裕はなかったそうで、地面に対して家が動いている様子は見れなかったそうです…

ちょうどそのころご近所さんがうちの前で世間話をしていたそうですが、彼らも家が動くところをまじまじと見ていた感じではなかったそうです。ただ、我が家から「ぎーこぎーこ」と謎の音がしていた、との証言を得ています。家の中にいた妻も、床下から「ぎーこぎーこ」という大きな音を聞いています。これはおそらく鉄骨土台の足が基礎上の鉄板の上を滑っていた音ではないかと思われます。

ちなみに私はといえば、会社で普通に仕事してました。職場の揺れはたしか震度5強?これまで体験したことないくらい長く不気味にビルが揺れたのを憶えています。ご存知のとおり交通機関が麻痺してしまったのでその日は職場に泊まり、翌日電車が動き始めたのを見計らって妻の実家まで移動しました。そして妻に車で迎えに来てもらいました。

その後、どれくらい経ってからかわかりませんが、一条工務店の方がやってきて家の点検をしてくれました。まずは基礎に対して家の位置が正しいか確認します。 ずれていた場合は手動のウィンチのようなもので位置を直すそうです。このときは問題なしでした。

さらに床下に入って基礎や土台に損傷がないか点検。土台には免震装置がどれだけ動いたかを記録するチョークのようなものが付いていたはずなんですが、基礎には特に目立つ印はついていなかったそうです。結局のところ、家が本当に動いたのか、どれくらい動いたのかはわからずじまい。知ったところでどうなるものでもないけどちょっと残念… 

以上、東日本大震災における免震住宅の効果について書いてみました。ご参考になれば幸いです。

以前の記事を読みなおしましたが、私はこんなことを書いていました。

「震度7の地震が実際に来る確率はどの程度あるのでしょうか? こればかりは誰にもわかりません。高い費用をかけて免震住宅にしても、もしかしたら一生地震は経験しないかもしれない。つまり免震住宅は保険と同じってことです。 」

 まさかこんなに早く保険が役に立つとは思っていませんでした。その後も震度5強や6弱の地震がたびたび起こっています。今年は熊本地震が発生。今後もいつ大きな地震が来るかわかりません。備えは十分にしておきたいものです。

 

以下余談ですが…震災発生当時、我が家の庭にはまだ芝生が張られていませんでした。震災の直後 福島第一原発の事故により、関東の広い範囲に放射性物質が撒き散らされましたが、残念ながら我が家の地域にも飛んできました。1つ幸運だったのは、放射性物質飛散後に庭づくりを行って芝生を張ったことです。雑草の根を駆逐するためにけっこうな量の土を入れ替えた上で芝生を張ったので、結果的に除染を行うことができました。このあたりはホント、運という他ありません。


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